クラブ・レコルト

〜第18号〜

2005年2月発行

              春風献上!2005

まだまだ寒い日が多いですね。
でも、この寒い日、少しずつ増えてくる暖かい日、
そして時折の雨の日を繰り返しながら、だんだん春の気候になってきます。
いかがお過ごしでしょうか。

 

「春風献上」。
これはもちろん新年の挨拶の言葉ですね。
でも、心に優しく、暖かく感じられる、私の大好きな挨拶言葉です。

新暦の正月はとっくに終わっています。
でも旧正月(春節)は今年はとても遅く、実はつい先日終わったばかり。
ですから私共から皆様へ、今回あらためて、ご挨拶をさせて頂きたく思います。

「春風献上!本年も宜しくお願い申し上げます!」


          まずは感謝、心からお礼を申し上げます。

昨年末の「クリスマスお茶とお菓子の会」、皆様年末でお忙しい中、また寒い中、
多数のご来店を頂き、本当にありがとうございました。

店主共々、心よりお礼を申し上げます。

ご友人やご家族の方にご紹介下さり、一緒にご来店下さった方、本当にありがとうございます。
またせっかくご来店頂いたのに、ゆっくりお過ごし頂けなかった方、大変申し訳ございませんでした。
普段は静かな時間を過ごして頂けるレコルトです。

ぜひまたご来店下さいませ。

 

実は今回のイベント期間中は、私共が全く想像つかなかったほど、たくさんのお客様がご来店下さったのです。
正直、驚きました。

郊外の住宅街にある、開店間もない、こんな小さな小さな洋服屋ですが、
皆様の手により、お客様の輪を大きなものにして頂きました。

心より感謝しております。

この輪の大きさと強さは、この多治見近郊のショップでは絶対に1番であると信じています。
そして、今まで以上に強い輪にしていけたらと思っています。
そのために、より良い商品とおもてなしを心掛け、肝に銘じて行きたいと思います。


                                そして、またまた緊急告知!

だから、という訳では決してないのですが、でも、もう3月です。
3月といえば雛祭り。
雛祭りと言えば今年も・・・・・・・・

レコルトより、春を待ちわびていた全ての方に緊急のお知らせです!

今年もやっちゃいます!


「お雛祭り、お茶と和菓子の会」のご案内


とき: 3月3日(木)〜3月5日(土)

     3月7日(月)・3月8日(火)

10:00〜17:00

     3月2日(水)は準備の為、臨時休業させて頂きます。

     ※3月6日(日)はお休みさせて頂きます。申し訳ありません。


場所: レコルト店内

 

      詳しくはレコルト TEL* 0572−24−0743まで

 

「ついこの前、クリスマスの会をやったところなのに・・・・・。」

「でも、もう3月なんですよ。春がすぐそこまできていますから。」

 

雛祭りは女の子のお祭りですね。

皆様も、かつて幼少の時分に、きっとご家族の方にお祝いして頂いたことでしょう。

今回は、女性である皆様を、当店がささやかながらお祝いさせて頂きたいと思います。

 

店内のお雛様や花などを眺めながら、子供の頃の雛祭りの思い出、春の思い出話などを、仲良しのお友達やご家族とご一緒に楽しんで下さい。

いつも通り、小さなお子様を連れられてのご来店も大歓迎です。

 


そうそう、そういえば当店は洋服屋でした。

今回のご案内は以下の通りです。

@    新入荷の春物をぜひご覧になって下さい!

2005年の新作です。ぜひ手にとってご覧になって下さい!
デザイン・仕様、値段はもちろんですが、レコルトの商品の素材、縫製の良さをぜひお確かめ下さい。

続々入荷中です。

A    卒業式、入学式をお迎えの方に!

大変お待たせ致しました!
よそには無い、レコルトだけのスーツを今年もご用意致しました。
日常の生活で、カジュアルにも使えるタイプがお薦めです。

14,000(税込)からご用意させて頂いております。

一点ものが多く、数があまりご用意できませんので、もし必要な方はお急ぎ下さい!

B    冬物商品に限り、今だけ全品

「価格交渉制」にて!

海外旅行での大きな楽しみのひとつは、街の市場などでのお買い物。
欲しいお土産などをお店と交渉する楽しみはご存知の通りですね。

その楽しみをレコルトでぜひ!

当店はもちろん良い素材のモノばかりですので、飽きの来ないデザインのものをお買い求め頂くのも手ですね。

当店今だけの特別企画です。

C    お客様感謝券、冬物に限って3月末までお使い頂けます。

2月中、お忙しくてなかなかご来店頂けなかった方も多いと存知ます。
感謝券をお使い頂いていない方の為に、今回分は、有効期限を1ヶ月延長させて頂くことにしました。
ただしご利用は冬物に限らせて頂きますので何卒ご了承下さい。


店主よりひとこと

 今回の「雛祭りの会」も、昨年同様通常の洋菓子とは趣向を変えて、和菓子を召し上がって頂きたいと思います。
さすがに「ちょっと手作り」という訳にはいきませんので、私の生まれ育った岐阜県恵那市にあり、
幼少の頃から慣れ親しんだ、和菓子の銘店「恵那寿や」のお菓子の中から、雛祭りに相応しいと思われるものをご用意させて頂きます。

お飲み物は抹茶入り玄米茶(お薦めです)、有機煎茶のいずれかをお出しする予定です。

ぜひご賞味頂き、待ち侘びた春の到来を感じて下さればと思います。


 

桃の節句雑学?

日本の五節句は、
人日(じんじつ)/陰暦正月七日「七草がゆ」
上巳(じょうし)/陰暦3月3日「桃の節句」
端午(たんご)/陰暦5月5日「端午の節句」
七夕(たなばた)/陰暦7月7日「七夕祭り」
重陽(ちょうよう) /陰暦9月9日「菊の節句」
9月9日の重陽の節句はなくなりましたが、他のお節句は現代まで伝わる行事だそです。

桃の節句の由来

●桃の節句は、平安時代から
 桃の節句の起原は大変古く平安時代に遡ります。
昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)があり、
当時この行事は貴族の間では、それぞれ季節の節目の身のけがれを祓う大切な行事でした。
その中の一つ「上巳(じょうし)の節句」が後に「桃の節句」となります。
上巳の節句が桃の節句へ
  平安時代、上巳の節句の日に人々は野山に出て薬草を摘み、その薬草で体のけがれを祓って健康と厄除けを願いました。
この行事が、後に宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」と融合し、
自分の災厄を代わりに引き受けさせた紙人形を川に流す「流し雛」へと発展してゆきます。
 室町時代になるとこの節句は3月3日に定着し、やがて紙の雛ではなく豪華なお雛さまを飾って宮中で盛大にお祝いするようになりました。
その行事が宮中から武家社会へと広がり、さらに裕福な商家や名主の家庭へと広がり、今の雛祭りの原型となっていきました。

 

長い長い年月を経てきた雛祭り。伝統を感じれば感じるほど、行事としてきちんとお祝いしたい、そんな気持ちにさせられますね。


BGM、お気軽にお尋ね下さい。

レコルト店内でかけていますBGM、時々お客様から「誰の何ていう曲?」というご質問を頂戴しています。
必ずお答えしますので、ぜひ気に入って頂いた曲、探してみえた曲などございましたら、お気軽にお尋ね下さい。
もしもその場で店主がわからないものなどございましても、私がかつての自称「音楽小僧」の意地と威信、面子とプライドにかけまして数日中にはお返事させて頂きます。もっとも自分達で集めたものばかりなので知っていて当たり前の話なのですが・・・・・。

現状は60〜80年代のフランスや北欧系のポップスなどが比較的多いでしょうか。

いずれにしても店主の好みとその日の気分、気まぐれで選んでいます。

 

音楽誌などの割と頻繁にある企画に「無人島に持っていくとしたら、あなたはどんなアルバムを持って行くか?」というのがありますよね。
「自分は・・・・・」と真剣に選び出すと年甲斐も無く、結構ワクワクしながら時が過ぎて行ってしまいます。

「我が人生の終焉に聴いていたい曲は?」というのも、神妙な気持ちになりながらも、無意識のうちに結構真剣に選び始めてしまったりしていて、
はっと我に返り、選曲を中断する事が実は時々あったりします。

音楽は手軽に心を癒し、豊かにしてくれます。
良い音楽と一生向き合っていられたとすれば、それは結構幸せなことかも知れませんね。

 


菜の花

黄色い菜の花が咲く風景というのは、幾つになっても見飽きないものです。

子供の頃毎日のように遊んだ、小川の堤防には、春、いつも菜の花がありました。

 

今は毎春、移動の車の中から、菜花咲く風景に遭遇することは時折ありますが、
実際はなかなかすぐに車を止めることができず、そのまま通り過ぎ去ってしまう事が殆どです。

 

海外の田舎では菜種油を日常頻繁に採取、使用するところが多く、
かつて出張や私的な旅行中に、突然目を覚まさせられるような菜の花畑の風景に出会う事もしばしばありました。

中国・湖北省の内陸部。
春霞の中、悠久の大地に延々と続く、黄色と緑の菜の花畑。

そしてネパール山中で、ヒマラヤの8000mの銀嶺を背景に棚畑に小さくも力強く咲き誇るその情景などは、正直涙物でした。

 

なぜ菜の花に惹かれるのか、特別根拠はありません。
「だって好きなんだもん。」
ていうのが正直なところです。

これからの季節、桃や桜、他の花も咲き揃い、美しい季節を迎えます。

存在が少し地味な部分はあります。
しかし数集まればどんな花にも負けない美しさを誇り、
何でもないごく普通の景色を、第一級の風景、心に残る情景に引き上げる力がある。

そして、子供の頃遊んだ小川、望郷の思いへ自然と駆り立ててくれる。

そんな菜の花の存在自体が、春を一層待ち遠しいものへとしてくれているような気がします。

 

いよいよですね!

 

では、お雛祭りの会にて皆様のお越しを心よりお待ち致しております。    (TSUKA)



2005年2月発行 第18号

カシミヤと一点ものの専門店
【癒しの雑服屋 レコルト】

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