club recolte
NO.25
〜裏レコルト〜
秋深まり、ふと気が付けば、庭の落葉樹の移ろう姿を眺めている自分が居ます。
楓と欅の黄色、山帽子の橙、ベリーの深紅。
それぞれの落葉樹の色づいた葉と、既に地面に散った葉。それらに樫など常緑樹の深い緑が折り重なり、鮮やかなグラデーションの色彩が紡ぎ出されている様です。
時に窓枠いっぱいの幅に織られた、先染めの生地の様であり、時に窓枠いっぱいのキャンバスに描かれた絵の様なここ数日の景色。
この季節の素晴らしさと偉大さを感じずにはいられません。
冬支度にもそろそろ本腰が入り始めた11月半ば。
師走をすぐそこに控え、日々お忙しいみなさまに対し、甚だ恐縮ではございますが、誠勝手にお手紙をまた送りつけ、およびたてする季節になってしまいました。
みなさん『クラブ・レコルト』ですよ〜!!
11月のレコルトは、
“ジャズとあったかスイーツとのみものと”
まずは音楽です。
店内のBGMですが、11月は女声ヴォーカルのジャズをお聴きいただきたいと思います。
しっとりと聴いていただけるような曲をご用意いたしておりますので、今回もお時間ある限りゆっくりとお楽しみ下さい。
そして静かなジャズ・ヴォーカルに耳を傾けながら、今回
お召し上がりいただくのは
・
店主手造りの日替わりの温かいお菓子
・
寒くなってきた季節にぴったりの、チャイ(ミルクティ)orカプチーノ
上記を用意させていただいております。
「チャイもカプチーノもちょっと苦手」
そういわれる方のために、いつものコーヒー(有機栽培豆)と紅茶も、もちろん準備をしております。
温かなお菓子とおのみものを、ゆっくりと味わいながら、ジャズ・バラードを聴く。
そうやって過ごす時間は、気分を落ち着かせたり、疲れた神経をリフレッシュするのにもお薦めです。
あわただしい12月、そして直ぐにやってくる年末年始を迎える前に、充分英気を養っておきたいものです。
どうぞみなさまお誘い合わせの上、ご来店下さいませ。
期間 ・11月17日(月)〜11月30日(金) 臨時営業のお知らせ 臨時休業のお知らせ ご迷惑をお掛けしますが、何卒宜しくお願いいたします。 |
---|
恥ずかしながら・・・・・
よくよく考えると、非常に個人的なことであり、あまり大きな声で言うべきことではありません。
ここにあらたまって文章で記し、お知らせする必要は全くないのです。
ただ、先日あるお客様から、ご指摘を受けました。
「おまい痩せた?」
で、誰が痩せたのかというと、実はこの僕です。
実は、今年の正月の頃から比べると、確かに15kg程、体重が減ってはいるのです。
具体的に言えば
・ 8月から現在までで9kg減
・
9月の約1ヶ月間で5kg減
「おまい、本当に15kgも減ったのか?」
「はあ・・・・・」
「で、まだそんな体型か?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうせすぐに元に戻るな」
「いやあああああああああ!」
誤解のないように申し上げておきますと、ここ約3年で
10kg減(激痩せ)
↓
25kg増(超激太り)
↓
15kg減(まったり痩せ)
こう行ったり来たりと推移しましたので、結果としてプラスマイナスはゼロ。
全然スリムになってはおらんのです。
というか、今も堂々たるメタボ&フォアグラ・・・・・。
今回問題なのは、
・
現在僕は膝を痛めているため、運動・スポーツの類はもちろん、ウォーキングなどもままならないこと。
・
仕事柄、外出なども普通の人より極端に少ない状態であるということ。
・
そのくせたまの外出で、近所のスーパーなどに出かける際は、食品売り場での試食の類は欠かさないこと。
なのです。ジョーバもビリーもありません。
「ちょ、おま、全然動かずに何で体重だけ落ちた?」
「さあ・・・・・」
「可哀想に、ごはん食べさせてもらっとらんのだね?」
「いえ、食べてましたけど・・・・・」
「他人に言えんヤバイ病気とか、恥ずかしい病気とか?」
「病院で胃カメラ検査して特に異常ありませんでした」
「す、すぐに方法を教えろ!!」
こんな成り行きなのです。そこで、
『ぐーたらこいて体重だけ落とした中年オトコの10ヶ月の秘密』
を、お知りになりたい方だけに、店主から食事のことも交えて、こっそりとご説明させていただくことにしました。
冒頭に申し上げた通り、極めて個人的なことで、文章を不快に思われる方もみえるかと思いますし、何よりもどう考えても僕自身恥ずかしいことですので、このクラブ・レコルトなどで具体的な方法などの公開は控えさせていただきます。
当然のことながら、今年の正月、そして今現在の僕の水着写真もありません。
聞きたい方は遠慮なく店主にお尋ね下さい。
話の種くらいにはなると思いますよ!
新作ダウン入荷予定!!
遅くなりましたが、11月21日にはお店でご覧いただける予定です。
もちろん実際の着用シーズンは、冬本番のこれから!
昨年も大好評いただきましたレコルトのダウンコート、今年もダウンのアウターをお探しの方は、まずレコルトをチェックしてからですよね!
見ておいて損はないですよ!!
今年の流行は“カレー鍋”だそうですが
夜の気温が下がってきた先日、早速我が家でこの「カレー鍋」とやらを試してみました。
野菜・鶏肉・油揚などを具材に、だし・中華スープ、醤油などで味付けし、大人はさらに辛味を加えていただきました。
具材・味付けどうこうよりも、カレーうどん(最初から投入済)がとても美味しかったという、娘7歳の感想でした。
全く同感。
具も、うどんも大変美味しくいただきました。
確かに小さな子供にも喜ばれる新しい鍋料理のひとつだと思います。
しかし、誠に残念ながら、小さな子供は喜んでくれても、悲しいかな40歳を過ぎた中年オトコはそれでは満足できない理由があったのも事実でした。
それはいったいなにか?
「カレー鍋」をつまみに、さすがに酒は飲めんとです。
しかも最初からウドンなんか投入されて出てきたら、おおもう・・・・・。
元来鍋料理には、食べ始めたら、満腹目指して一直線的な面があります。
酒をちびりちびりとやり続けたい、できるなら夜中までこの酒を飲み続けていたい、そうすれば「オイラシアワセ」そう思われる紳士諸兄には、正直、お腹の膨れる鍋料理は、本当は向いている様で、実は不向きであると思うのですね。
では、酒を一晩の供にできる、ありがたい鍋料理というのはいったいどんなものがあるのでしょうか?
それは、基本的には野菜や肉の脂肪分の量が少ないものであると思うのです。
鍋料理の特長である、栄養バランスの素晴らしさから言うと、誠にもって本末転倒、とんでもない話なのですが、しかしここはただひたすら「酒を飲みのための鍋料理」に徹して選んでみたいと思います。
僕自身の独断と偏見で選ばせていただくならば
・
もつ煮込み(赤味噌仕立)
・
もつ鍋(赤味噌以外)
・
おでん
非常に強引ではありますが、好みは別にして、上記が酒のつまみ系鍋料理のベスト3であると思うのです。
そしてどちらも、箸を休めても、またすぐに温めればたちまち復活するという器用さも持ち合わせています。
異論は認めます。
これって鍋料理?というようなご意見もあるでしょう。
しかし鍋料理なのです。
「もつ、って思いっきり肉じゃない?」
確かに肉なのですが、あくまで「身」ではなく「臓物」です。
脂肪分も少なく、そして味わいながら、少しずつの量をゆっくり時間をかけて食べますので、直ぐに満腹になることはありません。
また、赤味噌で煮込むのと、その他の味付けで煮込むのと、どちらも美味しいこと、酒のつまみになることにも変わりありません。
熱いのをイッパイやりながら、次の一切れをまた口に運んで・・・・・そんな食べ飲みの仕方です。
まさに酒飲みのための鍋料理なのですね。
「オイラシアワセ」至福の瞬間の到来です。
おでんについては申し上げることもないでしょう。
全国にいろんなおでんが存在するため、ひとまとめにしてしまいました。
この地域では、だしで味付けをした「関東煮」、八丁味噌をたっぷり使った「味噌おでん」が人気ですよね。
「寒い夜→屋台でイッパイ→熱燗コップ酒→アツアツおでん→お替わりもうイッパイ→∞→泥酔→翌日二日酔→
一日死亡→夕方復活→またおでんでイッパイ・・・・」
この図式は、大人のオトコの世界であり、美学です。
もうオンナコドモの入り込む余地は無いのです。
奥方様は、ご主人のこんな切実な想いや祈りも、時々は理解してあげて下さい。
おでんともつ鍋を、我が家で食べることが許されない、レコルト亭主からのお願いでした。
ところで、せっかくの機会ですので、ここ数年のお気に入り、お薦めの鍋料理をふたつご紹介します。
・
【ピェンロー】(扁炉・中国的白菜鍋)
・
【胡麻鍋】 (胡麻ペースト&胡麻油投入鍋)
【ピェンロー】は、冬野菜である白菜をメインに、豚バラ肉、鶏もも肉、しいたけ、春雨などを、水で煮るもので、各人が取り分けたところで、それぞれ粗塩、一味、胡麻油などで好みの味付けをしていただきます。
特にこれからは白菜が一番美味しくなる季節を迎えますから、特に楽しみな鍋料理のひとつです。
我が家では、水に中華スープを加え、さらにニンニクのスライスも一緒に煮込みます。
また春雨は使わずに、代わりに最後に仕上げの中華麺を投入し、ラーメンで締めます。
お粥・雑炊風にしていただくのも美味ですよ!
【胡麻鍋】は、味噌、醤油、どちらがベースの味付けであっても、胡麻ペースト&胡麻油を加え、胡麻風味たっぷりの味付けにしてしまうもの。
胡麻の栄養がたっぷりと摂取できる上に、大変美味しく、こってり系の味付けが好きな男性や若い方には、特に美味しく感じていただけるのではないでしょうか。
我が家ではこちらもニンニクのスライスを加え、各人の好みで一味唐辛子、豆板醤を加えたり、ラー油やガーリックパウダーを足したりしています。
仕上げはこちらも中華麺を投入しての坦々麺が美味しいですね。
ところで、鍋料理の最後、何で締めるのかは好みが分かれるところであり、大変愉しみなことですよね。
我が家で一番多いのが、実はうどんなのです。
うどんが一番安くて手間要らずという、至って簡単な理由によるものです。
また、基本的に「雑炊派」の店主と、「麺類派」の僕と子供たちの折中案という意味合いも実はあります。
夜、まずうどんをいただき、翌朝、ごはんを投入して、さらなる一勝負を掛ける、といったこともしばしば。
本当はスープが濁るから、麺かごはんか、どちらか一方にするのが云々とかいう専門家の話を聞いた記憶もありますが、そんなことは当然無視します。
骨の髄まで、というのが流儀です。
その最後のうどんに、
・
胡麻油
・
白胡椒
・
ガーリックパウダー
これらを少しずつふりかけて食べてみて下さい。
騙されたと思って一度やってみて下さい。
いつものうどんが、全く違うものに変わりますよ。
いかん、鍋で長話し過ぎました。
次の話題は来月第26号で!!
(TSUKA)
癒しの雑服屋 レコルト
TEL&FAX:0572-24-0743